我が子が生後6ヶ月に入る頃には周りのママ達が離乳食を開始する中で、
私は離乳食を始める必要性を感じず、スタートを遅らせた。
そもそも離乳とは「乳汁から幼児食に移行する過程」で、
- 食に慣れさせる
- 味覚や咀嚼、嚥下機能の発達
- 自立
などを離乳食によって促す、と厚生労働省のHPにある。
しかし、離乳食を食べずに1歳以降に突然食事を食べ始めることは可能で、そういった子供の味覚や咀嚼機能に問題がでるというわけでもない。
また、母親に離乳食を食べさせてもらっている子供は母乳だけしか飲んでいない子供より自立していると言えるのだろうか?
一方、WHO(世界保健機関)は、「生後6ヶ月間は母乳のみを与え、その後適切な補完食を適切な時期から与えながら2年かそれ以上母乳育児を続けること」を推奨している。成長に伴い、母乳のみでは栄養が不足してくるからだ。
つまり、日本では離乳食を自立を目標にした摂食トレーニングと捉えているのに対し、WHOでは成長のための栄養摂取として位置づけているという違いがある。また、補完食という名前からもわかるように、あくまでも完全な栄養のために母乳を補うものであり、メインである母乳育児が継続されるべき期間についても言及している。
これらを見比べると離乳食より補完食という考え方がより合理的で納得がいくように思われる。母乳育児を存分に楽しみたい母親にとっては心強い話だ。
UNICEF/WHOのホームページや母乳育児支援ガイドには時期別に必要とされる栄養摂取量が記載されていて参考になる。
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